奇人ロミオとジュリエット

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徐々に朦朧としてきた意識の中、私は屋敷を見つけました。 大きな屋敷でした。 幼いときに住んでいたあの地にあったお城のようでした。 なぜこの地にこのような屋敷が建っているのでしょうか?? この地にはあまりに不釣り合いでした。 屋敷は所々朽ちて、暗闇の中でもそこが一際暗くなっているように感じました。 しかし私にはそこしか行く場所がないようにも感じました。 肩で息をしながら玄関の扉をノックします。 コンコン、コンコン、コンコン・・・ 早く開けてください・・・。 私を助けてください・・・。
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