奇人ロミオとジュリエット
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僕はいつものように筆を走らせていました。 白いキャンパスに重ねられていく色。 この瞬間だけ僕の心は休まるのです。 窓から入る月明かりと、ランプの中の蝋燭の明かり。 暗闇の中にいる僕を優しく照らしてくれています。 コンコン、コンコン、コンコン・・・ 静寂を破る音が屋敷に響き渡りました。 僕は手を止めました。 その音に導かれるように僕は静かに部屋を後にしました。
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