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「いや、今日はホント参った。他の奴らうるさいし、数学はめちゃめちゃあてられるし。
…てか、カフェオレうまっ!」
龍介が作ってくれたカフェオレを飲みながら愚痴る。
「そりゃどうも。
まぁ、うるさかったのは仕方ないんじゃねぇ?
数学の方は……お前香月の奴に気に入られてるっぽいからな」
「そうか?」
「…あぁ、多分な。」
何だか龍介は機嫌が悪そうだ。眉間に皺を寄せてるし。
俺いつも思うんだけどいつか龍介の眉間に痕つくんじゃないか?
「うーん…俺数学できないのにな」
「まぁ、馬鹿だからそこは仕方ないか」
「うわっ、ヒドくない!?」
「事実だろ」
龍介の奴軽く鼻で笑いながら言いやがった。
俺は慣れたが龍介は基本口が悪い。
「う゛っ、そうだけど……いいですよー俺はどうせ顔も頭も平凡ですから」
「違ぇよ、バカ。てか、開き直るなよ。ガキかっての」
「うわぁ、龍介がイジメてくる!」
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