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―side 龍介― 寮の部屋に戻った俺はコーヒーを入れる為キッチンへ向かった。 洸太はソファに座っている様だ。 俺はカップを2つ持ってソファの方へ近づく。にしてもブラック飲めないってガキかっての。 フッと笑みを浮かべてから出来上がったカフェオレを洸太に渡そうと思いソファの方へ行くと 「つーかーれーたー!」 と言う洸太の声がソファから聞こえてくる。何がだよ?と思っていたら 「香月先生め……」 と言う呟きが聞こえた。 そういえば 「あぁ、お前今日数学の時間めちゃめちゃあてらててたな」 俺はソファの近くに座った。 「ホラ」 「あっ、ありがとー」 俺がカップを渡すとふんわり笑いながら洸太が受け取る。 「いや、今日はホント参った。他の奴らうるさいし、数学はめちゃめちゃあてられるし。 …てか、カフェオレうまっ!」 「そりゃどうも。 まぁ、うるさかったのは仕方ないんじゃねぇ? 数学の方は……お前香月の奴に気に入られてるっぽいからな」 「そうか?」 「…あぁ、多分な。」 .
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