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これは多分事実だろう。 現に香月の奴は洸太がわからなくて焦っているのを楽しそうに見てたし。 …他の奴らに向けてる顔とは違っていた。 「うーん…俺数学できないのにな」 香月が気に入ってる理由は数学ができるできないは関係ないと思うが 「まぁ、馬鹿だからそこは仕方ないか」 「うわっ、ヒドくない!?」 「事実だろ」 俺はフッと鼻で笑いながら答える。実際そうだろう。コイツは自分のことをわかってねぇんだから。 洸太は確かに平凡顔だが時々見せる本気の笑顔とか1つ1つの仕草とか空とは違う可愛さがある。 香月の奴もそうゆうとこに気がついてるんだと思う。 「う゛っ、そうだけど……いいですよー俺はどうせ顔も頭も平凡ですから」 「違ぇよ、バカ。てか、開き直るなよ。ガキかっての」 「うわぁ、龍介がイジメてくる!」 ほら、今も拗ねた様に口をとがらせる。 こんな仕草も可愛いと思ってしまう俺は重症かもされねぇな。 こうゆう可愛さが俺以外の奴らに見られると思うとかなりムカつく。 なぁ、洸太。 あんまり俺以外の奴の前で気ぃ抜くんじゃねぇぞ? ―side 龍介 end― .
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