少女とガンプラ

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現在、朝の5時 殆どの人がベッドの中にいる中 どこの町にもある、小さな模型屋 その店の一階の奥の部屋 作業コーナーと書かれたプレートが壁にかけられた部屋に、 明かりが灯っている そこには、ガンプラを作る一人の少女がいた 年は、中学生くらい 黒髪をピンクのヘアバンドで縛り 服の上下はグレーのスエット 机には、《ガンプラ製作ガイド》 《インフィニティー・益田の完全塗装ガイド》 など、ガンプラやガンダムの資料が山積みになっている 少女は、作業を止めると 椅子から立ち上がり 「出来たぁぁぁあああ‼」 と大声で叫んだ その声に驚き、 二階で寝ていた男がベットから飛び起き る 彼は 城崎 勉 (35) この店、《プラモのシロザキ屋》の店長である 少女の父とは兄弟の中で 少女とも仲がいい 彼は、ベットの横の引き出しの上に置かれた、 眼鏡をかけると 階段を降り、頭を掻きながら作業コーナーの部屋にいる、少女に話し掛ける。 城崎「愛ちゃん、完成したのかい?」 少女は、胸を張り、高々とその答えを返す 『うん🎵完成したよ❗私、城崎 愛の最高傑作・・・・・・・・。』 バタン しかし、少女 城崎 愛の肉体は限界に達し倒れてしまう。 勉「だ、大丈夫⁉あ・・愛ちゃん?」 愛は、目を閉じ、口からヨダレを滴て寝ていた。 彼女は、ここ二日間寝ていなかった。
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