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俺は高校三年生。俺は今から、二年半片想いしている同級生に告白しに行く。
「大丈夫。自分に自信を持て……」
彼女との出会いは単純。廊下で見かけ俺が一目惚れしたのだ。俺の初恋である。
それから、友達を通して彼女と友達となり、最近では二人で夕食を食べたり、映画を見たりする仲だ。
だから、大丈夫。俺は自分にそう強く言い聞かせ、夜の道の曲がり角を曲がろうとした。
「ッ!」
その時、目の前一杯に光が見えた。突然現れたように見えたのはトラック。異様に飛ばしている。
何故こんな小道にトラックが……俺は轢かれそうになるが、ぐいっと後ろから服を掴まれ、後方に引っ張られた。
俺は倒れそうになるが、その前になんだか柔らかい感触が背中に感じ、俺は倒れなかった。
「ふぅ、危ない所でしたね。お怪我はありませんか?」
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