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「どうだろう。貰い物なのだが、似合っているだろうか」
「ノースリーブにアームウォーマーって
暑ィのか寒ィのかはっきりしねぇな。…って、そんな事ァどうだっていんだ。
な・ま・え!!」
あぁ、といって少女は手を打った。すっかり忘れていたようだ。
「名前は無い。
とうに捨ててしまったからな。
だから好きに呼んでくれれば良いさ」
「捨てたってあんた、その歳で捨てるだなんて早過ぎるよ」
女主人が初めて口を挟む。
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