4人が本棚に入れています
本棚に追加
功はしばらくむせ続け
やがて咳が止む
そして、少女が口を開く
少女「あ…」
功「…?」
少女「あなたは…」
功「…俺は?」
少女「あなたは……
私が怖くないの?」
少女の言葉に
言葉を詰まらすが…
功「……怖くないよ…
寧ろ(むしろ)怖がる
理由がわからない」
少女「…本当に?」
功「俺は嘘が上手い方
じゃないんだ…」
功は「それに…」とつけたし
功「普通の女の子に見えた」
少女に恐怖を与えないように
優しく微笑む
少女は安心したかのように
胸を撫で下ろした
それと同時に涙を流していた
最初のコメントを投稿しよう!