本編

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アフレドー王国に巨竜ガバルドーラがふたたび姿を現した。 町や近隣の小さな村までも無惨に破壊されていく。 勇敢な王国一の騎士アーキスは、被害の拡大を防ぐため、ランス片手に愛馬にまたがり、ガバルドーラに立ち向かった。 その背中には父の姿が見えた。 いにしえの時を生き抜いたガバルドーラは、強大な魔力を身につけていた。 さしものアーキスも奮闘むなしく、数々の魔法の前に力尽きた。 その光景を目にした王国の騎士たちは、恐れおののいて逃げ出した。 1人を除いては。 その残った1人とは、アーキスの弟、ナーガスであった。 2人の父は、かつて、ガバルドーラをたった1人で退けた勇者ヨーシュナッガである。 ナーガスは兄のランスをつかみ、ガバルドーラに勇ましく立ち向かっていく。 しかし、魔法の壁によって跳ね返される。 「こわっぱめが。今のお前では到底わしを倒すことなどできん! せいぜい腕を磨いてから参れ」 低く地の底から響くような声で吼えた。 「何を、てやぁーっ!」 ナーガスは臆することなく、手にしたランスを力任せに立ちはだかる壁に突き放ったが、軽くはじき返されて尻餅をついた。 「無駄だ。ルーナ姫はいただいてゆくぞ」ガバルドーラはナーガスに向かって鉤爪の生えた指先を向け、何やら唱えた。 次の瞬間、ナーガスはその場にうつ伏せに倒れ、深い眠りに落ちていった……。 気がつくと、ぼくの傍らにアフレドー王が立っていた。 「ルーナ姫がさらわれた。もはや、この城にわしとお主以外の者はいなくなってしまった。わしがもう少し若かったなら、お主とともにガバルドーラを討つ旅に出るのだが……」 王は決意したかのような表情のぼくに、見覚えのある装備一式を手渡した。 「それらはお主の兄が使っていた装備だ。それと、これはわしから」と使い古したザックも手渡す。 持ってみると重みがある。 中には、350ゴールドとランタンが入っていた。 (アーキスのランス装備点1、盾装備点1、鎧装備点1、350ゴールド記入) 「王国最後の騎士として、ガバルドーラを討ち倒し、大陸のどこかに幽閉されたルーナ姫を救ってくれ」 手早く兄の装備を身にまとい、ザックを背負うと城を出た。 1 途中、ロルトの町の人民が「おお、勇者の血を引く者よ」と言ってきたが、それをかわしながら町の奥へと向かった。 すると、武器屋と道具屋とカギ屋が見えてきた。 武器屋7へ 道具屋5へ カギ屋8へ
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