戦う理由

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リアン「はぁ…」 父上は真剣な顔をしている…ますます気になる ワースリエルは懐かしそうな目でリアンをみつめる ワースリエル「私はお前が剣の鍛練を日々こなし、平和を求めているのを知っている。それにお前は頭もキレる、そろそろ…戦場に出る頃だろう…」 リアン「えっ?……よいのですか?父上…」 驚いた…こんなに早く戦場に出してくれるとは…私はまだ幼かったがために戦場には出してもらえなかった ワースリエル「あぁ…しかし私の下で働くのではないのだ…お前にはベルミナ城に入城してもらおう」 リアン「ベルミナ城ですか!?私が…」 ベルミナ城…ライソーム同盟の中心城、そんなところに行って私に何かできるのか?……いや違う…できるのかじゃなくやるべきなんだ。ベルミナ城だからこそ出来ることがたくさんあるかもしれない… ワースリエル「ライソーム同盟の盟主、アルミケンス王の援軍要請がきたのだ…いいかリアンよ、確かに今は兵は300しか出せぬ…しかしミナス軍にはミナス軍にしかないものがある!馬を操る馬術では遅れはとらないであろう」 リアン「はっ…お任せ下さい、常に国のために力をつくします!」 ワースリエル「いい心構えだ…期待している。あぁ、遠征軍の騎士人選には明日の出発までに私とダイナスで決めておく。それでは、よく眠るんだぞ」 ワースリエルは優しい…騎士の顔でなく、父親の顔でそう言った
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