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リアン「はぁ…」
馬で先頭を歩くリアンに続き後ろから兵が列を崩さずついてくる。まだミナスの近くだからなのか自然がたくさんあった、しかしそんなのどかな風景とは裏腹に、リアンにはまだ心残りがあった
ミナスだっていつ攻められるかはわからない状況……リエルも悲しんでいた、いや…これからもっと悲しめる事になるだろう。
ダイナス「何を思いつめた顔をしているのですかな?リアン様」
ニッコリ微笑みながらダイナスが声をかけてきた
リアン「いや、ダイナス…万が一ミナスが攻められるような事があったらどうする?…考えただけでゾッとするよ」
ダイナス「フっフハハ」
急に笑い出すダイナスに驚いた、今私は笑うことなど言った覚えはないが…
ダイナス「いや失敬、たとえミナスに帝国が攻め込んだとしても、ミナスにはワースリエル様がいらっしゃる、きっと大丈夫です。それにミナスに攻め込まれる前に我々が攻めてやればいいじゃありませんか!」
全くもって頼もしいな…
ダイナスは大きな声でガッハッハと笑うと普通に戻り話しかけてきた
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