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あんままだ仲良くない頃
休憩でトイレ行ったら
丁度個室から泣いた顔の
ぴーがでてきてん
もうその頃ぴーは人気あって
存在くらいは知ってた
綺麗な顔してるけど
こいつでもう○こするんやなぁ
って思ったのを覚えてる(笑)
「…自分、山下智久やんな?
泣いてどないしたん?腹痛いん?」
突然俺が
そう聞いたらあいつ
びっくりした顔したと思ったら
すぐまたシュンとした顔をして
「辛いことがあると
いつもトイレに来ちゃうんだ…」
って恥ずかしそうに言うて
おもろいやつやなって、
そこらへんから仲良くなった
気がすんねんなぁ
昔のことを思い出しながら
色んなとこにあるトイレを
捜し回った
「ほんまあいつどこにおんねん…」
愚痴をこぼしながらも
閉まっているトイレの個室を
ノックすると
「…はい」
少し遅れてぴーの声が聞こえた
やっとみつけたわぁ
こいつどんだけ離れた場所の
トイレに入ってんねん…
ちょっとお仕置きしたろ(笑)
「…あのー、早く出てくれませんかねー?あなたのせいで掃除が
できないんですよー」
「うわっ…えっあっはい、
今すぐ出ます!
………………すみませ…
亮ちゃん…なんで?はっ?」
「ぷっ…ははははっ!
なんやねんアホみたいな顔して!掃除するで(笑)」
俺がニヤニヤしながら
ぴーを馬鹿にしとったら
頭を抱えながらぴーは
トイレから出て行った
やばっ…
怒ったんやろか…
「あっ、いや……悪い
怒らせるつもりじゃなかってん」
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