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「そういうことって……
どういうことですか?
そんな、、そんな言葉で
くくられて少なくとも俺は
理解できないんですけど。」
「うん、俺も亮ちゃんが何を言いたいのか分かんねぇわ、
まっすーなんてまったく
分かってないと思うよ?」
無言でまっすーは頷くと
しげのベッドの方にゆっくり
近づいていった
俺と慶ちゃんも同じように
行こうとすると錦戸くんは
俺らの前に腕を伸ばして
小さな声で
「ここでよう見とってみ…」
そう一言言って椅子に
力なく座った
どういう意味か分からなかったけど俺と慶ちゃんはしげ達を
不思議なものでも見るように
じっと見つめた
「しげ!久しぶり!
ずっと待ってたんだよ!
…………ねぇしげ?
窓な外見てないでこっち向けよ!
俺はこっちにいるんだからさぁ、
おい………しげってば」
まっすーはしげの顔が見える
よう窓がある方に回り込んで
同じように名前を呼んだ
しげ、しげって
何度も何度も
でもしげはまっすーがいくら
名前を呼んでも変な顔しても
肩をゆっすっても
何をしても
反応してくれなかった
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