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「そしてまー君はその正義の味方を支える相棒兼恋人・・・さぁ、付き合おうまー君」
「あなたのような痛々しい彼女はいりませ~ん」
純の妄言を無視して歩き出す。
そして道場の門の前を通り過ぎる時、門から眠たそうにあくびをしながら肩にかかる程度の長さの黒髪を揺らしながら一人の少女が出てきた。
「おはようさん、笑」
「あ、兄様。おはようございます」
「おい、兄様ってなんだ・・・」
「だってお姉ちゃんと結婚するんですよね?てかしますよね?だったら私からしたら正志さんは義兄ですよね?」
「こらこら、笑。結婚なんて気が早いぞ?照れるじゃないか//」
「純は黙っていろ」
そう、このいかにも育ちのよさそうな少女が純の双子の妹の笑。
双子でもあまり似ていない。
二卵性双生児というやつだな。
だがやはり姉妹。
二人とも顔立ちは本当に綺麗だ。
しかし姉と妹で決定的な差がある。
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