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午後4時。ジャスト。
カルマとソラは話をしながら家への道を歩いていた。
その時だった。
「あ、ちょっとそこの人ー!」
後ろから声が聞こえてきた。何かと思い後ろを振り替えると、一人の少女が手をふりながらこっちに向かって走ってきていた。
「……ふぅ、追い付いた!」
やれやれ、と少女は汗を服の袖で拭った。
服といっても、それは真っ白なローブのようなもので首のあたりにはしっかりフードまでついていた。
「凄いね君!いきなり飛び出したと思ったら、ヒュバッて魔を切ったり、切った魔をブバァンって出したりさ!」
「あ、ああ……。そりゃどうも……。」
目をキラキラさせながら先ほどのコトを熱く語る少女。あの時見ていたのだろうか。
というか、いきなり知らない女の子が話かけてくるとはカルマも思わなかった。
しかも、こいつやたら馴々しいな……。
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