知らない人が突然に

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おかしい…… 今日、急にいなくなるのはありえない とりあえず、今日何か変わったことがあったか思い出してみよう ~ 今日は梅雨が明けたばかりで蒸し暑い日だった 俺はいつも通りに起きて、朝食を作ろうとしたら 「朝食はまだか~?」 いつもはまだ寝てるはずの親父が起きていた 「食パン焼いて食べればいい」 「朝からパンだけじゃ、力が入らないだろぅ!」 「いつも家でごろごろしてるだけ何だから、力入れても無駄だろ」 「ところがどっこい、今日は出かける用事があるんだな」 「そのまま帰ってこなくてもいいんだけどな」 「ははは!」 この後、仕方なくハムエッグを作ってあげた ~ 「(そして、学校から帰ってきたら家に入れなくなっていて、玄関にはここの地図が貼ってあったと……)」 って、どう考えてもおかしいことしかないじゃないか 「はぁ……」 ため息が出てきた 「つかなんだよ……このP・Sは……知らない人と住めってことかい」 すると 『誰かいるのか?』 玄関の外から女の声が聞こえてきた 家に帰ってきたら誰か知らない男の人がいた、とかマズい気がする…… ひとまず、押し入れに隠れよう
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