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その当時31だった私は小柄で痩せているので若く見えるという利点⁉を生かし、ママに一つサバよめと言われて30だと偽って仕事を始めた。
源氏名は亜弥。
本名が昔のお水のお姉さんが、よく使っていた名前なので、現代風に⁉自分でつけた。
衣装はチャイナドレス。
チビで痩せているから手っ取り早い衣装だと思った。
初めて飛び込んだお水の世界に、私目当てのお客などいる訳もなく…
ヘルプが仕事だった。
本命の女の子の繋ぎや引き立て役。
毎日、二日酔いで慣れる訳もなく…
お客や店の女の子に気を遣い…
死んだように生きていた…
なんとか仕事にも慣れてきた頃…
4月の終わりだったと思う…
君がお店に来た…
それが君と私の出会い。
お客さんとお水の私の出会いだった…
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