オーブ戦より1年後

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戦闘の成り行きとも言えるが、事細かにありとあらゆるものが破壊されていた。そんな状況で国民の声もありカガリはその申し出を受ける、そうするしか国を建て直す方法はなかったのだ 「しかしまぁ、考えれば考えるほどこの国の有り様はひどかったねぇ。まるでそれを目的にしていたように…」 「……そうね」 一般的に戦力を配置していた場所が戦闘で被害を被る事は当たり前だが、全く戦力を配置していなかった場所も破壊されている この事実の原因と言えば2つ、流れ弾などによる事故的破壊か故意による破壊活動しかない その後者でわないかとアークエンジェルのクルー達は思っている 「そして疑問はこの一年、月に集結した連中に全く手を出さずに静観しているだけという点。和平交渉中って事らしいが、それは表向きで、実際は連中が動き出すのを待っている。」 「確かに…けど」 「あん?」 「月の連合には物資の調達経路が無い、その点で言えばほとんど戦力増強は見込めないわ。逆に、本当に和平交渉をすすめているかもしれないし」 ネオはマリューに寄り添って言った 「まぁ…成るようになるさ、俺達のように」 「……ええ、でも…私の為にアナタがどこかに行くのは私嫌だからね」 「わかってるよ」
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