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男は、黒い髪は少し長めで、目や耳にかかっている。
が、清潔感ある長さで整っている。
青い瞳は鋭いが、整って顔立ちは少し愛嬌がある。
背丈は180あるかどうか。
白い着物に、黒い羽織りを纏っている。
片や女性は。
長い赤茶の髪を後ろで縛って、背中に流している。
背丈は170程度か。
女性にしては高めだ。
白い肌に、芸術品のように整った顔立ちとスタイルが目立つ。
視線の一つから、仕草の一つまでが気品に満ちているため、美女という言葉だけでは表現しきれないだろう。
そして、最も特徴的なのは瞳と翼。
彼女の瞳は、赤とエメラルドと、左右の色が異なる。
更には、背中に生えている二枚の翼。
全身を覆える程の巨大な羽は、左右で白と黒で色が別れている。
翼は神族が白、魔族が黒を持つ。
更に、翼を持っているのは、神族や魔族の中でも一部の『上級神族・魔族』だけだ。
神族と魔族には、下級、中級、上級、最上級と序列化している。
今の時代、下級魔族だから蔑まされたりするわけではない。
単純に血筋の問題だ。
序列が高ければ高い程、それに見合った能力を持つことが多いというだけ。
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