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「男が支配欲を満たせるからだろ。どっかの変態みたいに」
「支配とは人聞きの悪い。俺は同意の上で調教プレイをしてみたいだけだ」
「そんなカミングアウトはいらん!」
「この西園寺雅人、自分に正直なことに関しては自信があります!」
「お前のその性格、ある意味うらやましいよ」
「いや〓褒めたところで、出るものしか出ないよ? どうだ、凛。このあと寝室で生命の神秘が出るとこを――――――」
「ていっ」
メキッ。
テーブルの下で、凛の爪先が雅人の脛に突き刺さる。
「ったぁああああああ!? い、今なんか骨が嫌な音したぞ!?」
「御主人様、食事中は騒がないようにお願い申し上げます」
右斜め前の席に背筋を伸ばして座るイブキが、ハンバーグをナイフとフォークで切りながら淡々と告げる。
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