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覚悟を決めた雅人は、アイアンクローの痛みに耐えながら凛の目を見て、満面の笑みで親指を立てた。
「――――お前のパンチラハイキックがいい!(キリッ)」
「死にさらせぇえええええええッ!!!!」
「ぐべらっ!?」
お望み通り、ギャザースカートをはためかせながらの亜音速ハイキックが雅人の鼻っ柱に直撃。そのまま部屋の隅にまで吹っ飛ばされる。
――――畜生。
空中で走馬灯が駆け抜ける。
薄れ行く意識の中で、雅人はある一つの事実に気づき、無念に打ちひしがれていた。
――――畜生。
確かに、相手が凛なんだから、予想しておくべきだった。
しかしどうして。
なんでだよ。
なんでスパッツ穿いてんだよおおおおおぉぉぉぉぉ…………。
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