堅物メイドは隠れＭ!?

紅茶派の陽菜と、コーヒー派の凛と、緑茶派のイブキ。

「雅人、イチャつくのは構わんが周りの気配ぐらい察しろ」

「御主人様、そろそろ座らせて頂いてもよろしいでしょうか？」

雅人と陽菜の会話が途切れたところで、雅人は皿洗いを終えた凛とイブキがいつの間にか真横に立っていたことを知った。雅人の視界の端では陽菜が小さくぶるぶると震えていた。

「おぉっ!?　凛とイブキさんいつの間に!?　やー、俺としたことがすまない。美少女がこんな近くにいたと言うのに気付かなかったとはっ」

「ウザッ」

「グハッ！」

凛は長いツインテールを指でいじりながら、縄張り争いする猫のように不機嫌そうに毒を吐く。そしてコーヒーカップを持ったまま雅人の左隣にどっかりと座り込んだ。

さらにその長い足を組むことで、短いスカートから伸びるむっちりと柔らかそうな太股が強調される。