紅茶派の陽菜と、コーヒー派の凛と、緑茶派のイブキ。

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「凛は自分の体が嫌いなのか? 俺は好きだよ? もちろん中身も好きだし」 そう言って雅人はいつもの人懐っこい笑顔を向ける。 「てめぇそろそろ訴えるぞ!?」 凛は、照れてはいるが複雑な表情をした。 「どーしてそんな軽々しく言えんだよ!」 「もちろん重々しくも言えるぞ」 急にトーンを変えて、手を取って熱のこもった眼差しで凛と目を合わせた。 「……凛、俺は一生凛を愛することを誓う」 「……ッ! ……う……あ……」 凛は勢いをなくし、耳まで顔を赤くした。 いつもなら悪態をつくはずの口をパクパクさせて、次の言葉がなかなかでてこない。 「ううううるせえバカ黙れ! 勝手に手ぇ握んな! 今すぐ窓から飛び降りて脊髄損傷で首から下が動かなくなれ!」 「罵り方が妙に具体的だな!? 『死ね』とか言われるよりある意味怖ぇ!」
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