紅茶派の陽菜と、コーヒー派の凛と、緑茶派のイブキ。

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雅人がツッコミに疲れたところで、凛がぽつりと独り言。 「……でも、正直、あんま好きじゃねぇよ……この体」 「……そうなのか?」 雅人が反応してきたことに凛はチッ、と舌打ちしてから、そっぽを向いたまま答える。 「ホント、周りからは変な目で見られるし。アタマワルイ男は寄ってくるし。やんなっちまう」 凛の言葉に、イブキと陽菜がビクッとした。 雅人は何かあったのか気になったが、どうやら伏せておきたいことだと察したため、そのままにしておいた。 「あ~。凛お姉ちゃん、告白されても端から端から断ってたもんね」 陽菜は空気を悪くしないよう、両手でカップを抱えたままフワフワと言う。
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