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「凛の言う通り、俺は自己チューな男だよ。凛のことをもっと知りたいし恋人になりたいし独り占めしたいしイチャイチャエロエロなことだってしたいさ! ああそうだよ、みんなを幸せにしたいってのも全部俺のエゴだ! だから、たとえ凛が男嫌いを貫くとしても、俺は俺のエゴを貫く!」
「……」
凛は口をあんぐりと開け、完全に呆気に取られている。
雅人は再び力強く手を握り締めて、威風堂々と、そして嬉々として心の底から叫び続ける。
「俺は自分の気持ちに嘘はつけないし、つかない。凛のことを絶対に諦めないッ! だからな、耳の穴かっぽじってよく聞け!」
そして、口から息を吸い込んで、全身全霊を具現化したような咆哮をあげた。
「俺は、凛のことが、大・好き・だああああああああーーーーーっ!!!!」
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