夜更かしは自己責任で

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午前3時過ぎまでゲームしようがなんだろうが、時計は容赦なく時間を刻み、朝。 雅人は夢心地のまま、雨戸が開かれる音と窓から強い朝日が差し込むのを感知する。 目覚ましの鳴っていた記憶がないが、無意識に止めて二度寝していたらいつものようにイブキが起こしにきたのだろうと自己解決。 それにしても眠い。瞼がとんでもない重い。 そんな混濁した意識に女性の声が侵入する。 「ほら、起きろ」 (……んー? イブキさんの声じゃないぞ? 誰の声だっけ?) イブキのようなハスキーボイスではないが、やや低めで艶のある声。 「おーきーろー」 (ああそうだ凛の声だ。一晩中一緒にいたわりに色っぽいこと全くなしに本当にゲームだけしてたからか、ついには夢にまで出てきたか) 「起きろっつってんだろが!」 「ふがっ!?」 突如、右脇腹への衝撃。 反射的に体を起こし、そのダメージの発生源を見て、驚愕。
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