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そんな優芽にイブキは昔から妙に懐かれており、優芽は常に周りをうろちょろしている。
イブキとしては頼られるのは嬉しいのだか、自分のような内気な人間と関わっていては優芽の株が落ちるのではとたまに心配になったりする。
が、そんなことお構いなしに、今日も優芽はフルスロットルだった。
「あっはっはー。リアル機械鎧(オートメイル)を作ってたら夜が明けちゃってさ!」
今でこそ徹夜明けのハイテンションであるが、いつも授業開始とともに爆睡し、結局定期テスト前に『イ゛ッヂャ゛ン゛ン!ノート見せて下さいぃ!』とイブキに泣きつくのがお決まりとなっている。
そしてこの調子では今年もそうなるであろうとイブキは予想している。
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