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イブキが場を制圧すると、凛が顔を真っ赤にして優芽に抗議する。若干涙目。
「いきなり何するんスか先輩……!」
「ゴメンゴメン。まぁ、二人を見かけたから、挨拶。そんだけ騒げれば元気そうだね。マー君も」
「ただの挨拶でいちいちこんなことされてたまるか!」
「ええ、俺は一年366日元気ですよ。優芽さんには、いつもウチの妻がお世話になっております」
「誰が妻ですか」
イブキが表情を変えずにツッコむ。凛が「あたしのことはもうスルーかよ!?」とか、まだギャーギャーいってるけど放置。
「ああ、『自慢の妻』の間違いでしたね」
「……もういいです」
上手い切り返しが思いつかなかったイブキは、早々にツッコミを放棄した。
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