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思わず発展したガールズトークに、イブキも無表情ながらテンションが上がっていたのだろう。
後々思いだして身もだえする質問をしてしまう。
「優芽、ついでにひとつ聞いてもいいですか?」
「なぁに?」
問うイブキは全然箸がすすんでいない。
「……私は、凛や陽菜と比べて、どうでしょうか?」
「どうって?」
「……」
沈黙。
しかし優芽も慣れたもので、イブキの聞きたいことがなんとなく理解できた。
(……ははぁ。さっきのといい、こりゃ何かあったね)
ここぞとばかりに、「イッチャンはさぁ」と前置きしてから、優芽は不思議の国のチシャ猫みたいな笑みを浮かべる。
「リンリンみたいにマー君と会話が弾むわけでもないし、あのぷろぽーしょんには敵わないし」
「う」
箸を持つ手に力が入る。
「ハルにゃんみたいに素直で可愛いくて守ってあげたくなるような女の子らしさはないし」
「ううー」
イブキ、徐々に猫背。
「ぶっちゃけて言えばイッチャンは地味だよね」
「それが親友にかける言葉ですか……!?」
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