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「あーもーキザカワユス! ハルにゃんぺろぺろしたい! ハルにゃんはあーしの妹!」
「ちょ、だめですよ! 陽菜ちゃんは渡しません!」
突然の闖入者に対抗するように、雅人が陽菜を左側から頭ごと引き寄せる。
「お、お兄ちゃんまで……顔が、ち、近いですぅ……! ぁあぅあぅあぅ……はわわわ……」
ハイテンションな二人に挟まれて、陽菜、パニック。
病的に白い肌を耳まで真っ赤に染めて、瞳は若干潤んでいる。
こうなるともうどうしていいかわからず、内股で足をもじもじさせるしかない。
「か・わ・い・いーっ!」
そのいじらしく恥じらう姿を見て、雅人と優芽がさらに魅了されるというエンドレススパイラルに陥ったところで、イブキは冷静さを取り戻した。
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