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「はい、やはり眼鏡がないと落ち着きませんし、それに……」
「それに?」
陶磁のような白い肌をピンクに染めて、掛け布団をギュッと掴む。
「その……コンタクトを目に直接つけるのが……怖くて……です」
言い終えると口を強く結び、さっと目を伏せる。
「……」
雅人が呆然とするのを見て、イブキは慌てて手を振って否定の仕草。
「い、いえ、今のは忘れて下さい!」
何かまずいことを言ったかと心配になった。
しかし、雅人が続けた言葉は――――――
「可愛いっ!」
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