Do not you make friends?

13/18
前へ
/40ページ
次へ
その時だった。 「きゃっ!!」 地面から飛び出していた木の根に、アオイがひっかかり、躓きかけた。 俺はそのアオイを体で支え、躓かないようにしてあげた。 「おい、大丈夫か?」 「うん……大丈夫。ありがとう……」 「気をつけろよ?……ん、危ない!」 俺は身の危険を感じ、アオイの体にかぶさるように、身を徹してアオイを危険から守った。 先ほどから俺達のことを警戒していたポケモンの、"ホーホー"が草むらから飛び出し、アオイ目掛けて飛びかかってきていたのだ。 「くっ……」 背中に、飛びかかってきたホーホーの嘴が当たり、激痛が走る。 飛びかかってきたホーホーは、俺に体当たりした勢いのまま、俺達の向こう側へ飛び去ろうとする。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加