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その時だった。
「きゃっ!!」
地面から飛び出していた木の根に、アオイがひっかかり、躓きかけた。
俺はそのアオイを体で支え、躓かないようにしてあげた。
「おい、大丈夫か?」
「うん……大丈夫。ありがとう……」
「気をつけろよ?……ん、危ない!」
俺は身の危険を感じ、アオイの体にかぶさるように、身を徹してアオイを危険から守った。
先ほどから俺達のことを警戒していたポケモンの、"ホーホー"が草むらから飛び出し、アオイ目掛けて飛びかかってきていたのだ。
「くっ……」
背中に、飛びかかってきたホーホーの嘴が当たり、激痛が走る。
飛びかかってきたホーホーは、俺に体当たりした勢いのまま、俺達の向こう側へ飛び去ろうとする。
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