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「チコリータっ!?」
俺が飛び去ろうとしているホーホーの方へと振り向いた瞬間だった。
チコリータが俺の肩から飛び降たと思ったら、チコリータの頭の葉っぱが鮮やかに光りだした。
「な……」
『チコっ!』
チコリータがそう叫んだ瞬間、チコリータの周りの地面から、いくつかの小さめの岩が現れ、空中に浮遊しながら物凄い速さでホーホーに向かって飛んでいった。
飛び去ろうとしていたホーホーに向かって吸い込まれるように飛んでいったいくつかの岩は、一つ残さずホーホーに命中し、そのホーホーは錐揉み飛行をしながら……地面に落ちた。
「"げんしのちから"…………チコリータがこんな技、覚えたかしら……?」
俺の背中側で、何かアオイが呟いている。
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