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チコリータは満面の笑みを浮かべながら、こちらを振り返った。
「俺の仇をとってくれたのか?……ありがとう、チコリータ」
俺はチコリータを抱きしめる。
チコリータはとても嬉しそうだ。
「あ……さっき地面に落ちたホーホーは大丈夫だろうか?」
俺はチコリータを抱きしめたまま、地面に落下したホーホーの元へと近づく。
ホーホーは完全に動かなくなっているが……大丈夫だろうか。
アオイもホーホーに近づき、ホーホーの様子を見た。
「このホーホー、完全に気絶してるわね。とりあえず……私達と一緒にポケモンセンターに連れて行った方がいいんじゃないかしら」
「だな。いくら俺達の事を襲ってきたとはいえ、このホーホーをこのまま放置するわけにもいかないし」
と、俺は鞄のポケットから中身が空の"モンスターボール"を取り出す。
このモンスターボールが先ほど言ったポケモンを捕まえる専用の道具だ。
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