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俺がモンスターボールをメタモンに向かって軽く放り投げると、メタモンにぶつかる直前にモンスターボールが開き、そこに吸い込まれるようにホーホーはその中に入っていった。
モンスターボールは数回だけ左右に揺れたが、暫くすると全く動かなくなった。
「普通の野生のポケモンなら、ここでボールの揺れがおさまるか、おさまらないかの葛藤があるんだけどね……あのポケモンは気絶してたから……」
「そういや……始めてのポケモンゲットだったな」
ホーホーなんか、捕まるつもりじゃなかったんだがなぁ……
少し歩き、森を抜け、俺達はヨシノシティへと到着した。
日は西に傾き、いつの間にか夕方になっていることがわかる。
「こんにちは、ポケモンセンターです。本日はどんなご用ですか?」
俺達は真っ先にポケモンセンターに向かい、傷ついたポケモン達を、ポケモンセンターの係員、"ジョーイさん"に預けた。
アオイ曰わく、ジョーイさんはどの町のポケモンセンターにもいて、それらジョーイさんは全て姉妹なのだという。
上の言葉は、そのジョーイさんのものだ。
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