6人が本棚に入れています
本棚に追加
「アンタのせいで、うちの可愛いアチャモが気絶しちゃったじゃない!」
よく見ると、チコリータが『はっぱカッター』を放った草むらの中で、一匹のポケモンが倒れている。
これはマズいことをしたな……
「すまない……野生のポケモンかと思ったんだ、このポケモンには悪いことを……って、あれ、あまりこのあたりでは見ないポケモンだな」
俺は"アチャモ"と呼ばれていたそのポケモンの側に寄る。
「珍しいでしょ?そのポケモン。わざわざ他の地方から連れてきたのよ…………って、ちっがーう!!アンタ、この罰として私とこのアチャモを、次の町のポケモンセンターまで連れて行きなさいよ!」
彼女は見たところ、このアチャモ以外にポケモンを持っていないらしい。
彼女をポケモンセンターまで連れて行くのは、罰と言っても仕方ないだろう。
「わかった、協力しよう」
最初のコメントを投稿しよう!