第1章~なにがミラクルか分からないミラクルバー~

6/18
前へ
/307ページ
次へ
一通り、ライルさんと昴 姉さんに説明を受ける私18ちゃい。 バーテンダーと言うイメージでは、お酒を混ぜてシャカシャカするもんだと思っていました。 しかしここはあくまで居酒屋。 お客様から注文を受けてお酒を出すだけみたいです。 あら簡単。 次にメンバー紹介と自己紹介と言うことで、社長の姉さんが緊急に非番のギルドの従業員と、居酒屋の従業員の皆様を集めて下さりました。 「ぇえ~っと、相模仁18歳独身です。 今まで旅をしてきました。 この度は、ライルさんの紹介でミラクルバーABEのバーテンダーをすることになりましたので、分からないことなどを質問すると思いますが、よろしくお願いします」 ふぅ、言い切ったぞ パチパチと拍手が送られ、従業員の方々を見ます。 総勢12人 内、姉さんと昴とライルさん、あとさっき自己紹介してきたミクちゃん以外の8人からそれぞれの自己紹介が始まりました。 「どうも、料理長の岡部一輝だ。 明海社長からのスカウトでここに居る。 よろしくな」 岡部一輝(オカベイッキ)と名乗った中年の男性。 髪は黒く短く、昴以上に体格が良い。 料理長と言うことか、厳しそうな顔をしているが… なんでピンクに水色の水玉模様のエプロン着てるなんだこの人? なんか…威厳とか台無しな気がするじゃないか… 「こんばんは。料理、配膳スタッフのミラノ・ミラです。 年は秘密よ? 分からないことがあったらお姉さんになんでも聞いてね。 あ、私は明海の友達だからその紹介でいるのよん」 腰まで伸びた黒髪に整った顔立ち。 モデル顔負けの美人だ… 服装は白いエプロンと、至って普通。
/307ページ

最初のコメントを投稿しよう!

42人が本棚に入れています
本棚に追加