~第4章~一族

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「よし、着きました。」 辺りを見渡すと、ミラクルバーABEの前に居た。 いや、今はミラクルギルドだが そんな事は気にせず中に入る一同。 周りから視線を感じてします… 視線の先には、やはりシャルルとルル 男女問わず様々な視線が当てられた。 そんな事は気にせずに空いていたテーブルを見つけ、椅子に腰掛けた。 「んで、仁よ 俺達に何を聞きたい?」 一息着いた所で仁をまっすぐ見つめるカース 「あなた方に、バハムートについて聞きたいんです」 「あ~あの一族か。 悪い奴等じゃあぁ、ねぇえよ?」 「ウソだ!!」 テーブルを叩きながら勢い良く立ち上がるアカネ 悪い奴等ではない? なら街を襲い兄を殺したバハムートはどうなるのだ 「アイツは…あいつ等に良い奴はいない!!」 「お嬢さん、なにが原因でそう考えるかわからねぇえが 話を聞こうか?」 カースに促され、本日二度目となる過去を明かしたアカネ… カース達ドラゴンはそれを黙って聴いていた。 語られる過去 何度聞いても、慣れることはないだろう。 話終わって落ち着いたのか椅子に座るアカネ そんな彼女を見て、口を開いたのはフレイヤ 「アカネ殿、さぞかし辛かったろう… だが、バハムートはそんな魔物のような一族ではない。 さらに彼等は仲間を思い、人を思い、空を思い、自然を思う義理深い一族だ 一族の一体が人間に襲われたら、一体だけでなく多勢で報復しに来るのがあの一族。」 「だったら、あの襲ってきたバハムートはどういうことなのよ!?」 「わからないわ。 今からその空の覇者の討伐に行くんでしょ? 私達も行くから、彼に会った時に確めるわ」 そう優しい口調でアカネに言うシャルル。 なんとも、聞いていてコチラまで癒される声だ。 こんな声で腹黒いこと言うんだから… 珠に傷な気がする… おっと、口に出したら死ぬな。
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