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「ちょこまかとっ!ヘルズフレイム」
彼の回りには炎が発生し、巨大化
辺りを焦がし、木々を燃やしていきます…
すると炎は4つの球体に凝縮。
たしかヘルズフレイムは炎系上級魔法…
術を完成させるために必要な詠唱を行わない、つまり詠唱破棄であの完成度はすごいですね。
このまま殺られて、彼と一緒のベッドで寝るなんてしたくはないですから反撃してあげますか…
「ホーリーレイ、ダークレイ」
そう唱えると私の右手側に白い球体、左手側に黒い球体が各2個づつ発生。
ふふ、彼は驚いていますね。
そりゃ、光の上級魔法と闇の上級魔法を一緒に唱えたんですから。
1人1つの属性を持っているとしか思ってない方には驚かれます
私の属性は、光と闇
交わることのない対なる属性を持っているのですから。
「光、闇?それを同時に…
どこかで見たような気がするわ…」
見たことあるんですか?
写真でも撮っておけばいい記念になりますよ、たぶん
「あなた、もしかして相良仁ちゃん?」
ぉい、なんで私の名前知ってやがるんですか。
私って有名人!?
な訳ないですよ。
旅の最中、こんな印象のデカイトラウマクラスのゲイとお会いしたこともないですしね。
「なぜ私の名前を?」
あ、ここはかっこよく偽名を名乗れば良かったかも?
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