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「…あんな、3日間黒田の為に歌詞書いてたんやけど完成してたから見て欲しいんや。ええか…?」
俺は歌詞をみせた。
「俺のために…?」
そう言うと、黒田が歌詞を手に取った。
沈黙が流れる。
黒田は一生懸命読んでくれてくれてるみたいだ。
良かった…
「……」
「……くろだ…?」
読み終わるのを待っていると、いつの間にか黒田の目から一粒の涙が流れていた。
「なんでやろ…涙が止まらへん… でも、この詞、めちゃくちゃええよ…
俺の為にありがとう。」
黒田は嬉しそうだった。
喜んでもらえたみたいだ。
「あのな、あともう1つ言いたい事があんねん。」
そう、それは今日一番大切で一番言いたかった事。
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