+本性+

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その日の帰り道…… 「フゥ……。」 私は今日1日を振り返りながら、ゆっくりと息をはいた。 日はもう落ちて辺りは暗く、ホゥッ と息をはくたびに白い霧が見えては消える。 「本城さん…かぁ……」 三つ編みを片方ずつほどき、ゆるくクセのついた髪を自然に下ろす。 「…それにしてもこの格好…疲れる……。」 .
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