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暁「まず颯人さん、本当にありがとうございました。」
「俺はあんたから人を信用することを教えてもらった。あんたは何度話しかけてくれた。無視したり、反抗する俺に何度だ。何時しかあんたに心を許していた。自分に対してとても驚いたよ・・・ハハッ。あんたのおかげで友人も増えた。みんな、最初は怖がっていたけど、あんたが話しに加わってくれたからこそ仲良くなれた。本当に嬉しかった。あんたには感謝してもしきれないよ。」
颯「お前から言われるとなんか照れくさいな///・・・・じゃあ俺からも一言言わせてくれ。」
颯人は照れてしまい、それを隠すために一言、間を置いて言った。
颯「お前の過去について、俺は何も知らない。でも、お前と接したことでわかったこともある。人間を恐がるな!!」
颯人の言葉に暁斗は身体を震わせた。その反応を見て、颯人は「やっぱりな・・・」と呟いた。
颯「お前は周りから嫌われるのが恐いんだよな・・・・でもな!おまえが思っているよりもずっとお前のことを信頼しているんだよ。なら、その信頼に応えてやんなw」
そう言うと暁斗の頭を撫で始める。
暁「や、やめてくれよ///」
何度も振り払う動作をしているが、力は入っていない
美(かわいいな///暁斗///)
照れる暁斗を見て、頬を赤く染める美姫
颯「ガキはガキらしく、他人を頼れwまだガキのくせに無理すんなよ」
暁「わかった//わかったから、手を退けてくれ///」
恥ずかしさや美姫の視線に気づき、耳まで真っ赤になる暁斗
暁「と、とにかく颯人さん今までありがとうございます///」
颯「ハハハ・・・今までか・・・お前ホントに死んじまったんだな・・・」
颯人は手で顔を覆っている。時折嗚咽が聞こえてきて、泣いていることがわかる。
暁・美「颯人(先生)さん・・・・」
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