20人が本棚に入れています
本棚に追加
十時間後、カラクサタウン
「いやぁ、いっぱい買えたねー!!」
「そうね!丁度バーゲンだったから買いすぎちゃった!」
いきいきしながら歩くベレー帽の少女とポニーテールガール。
そのすぐ後ろでは
「…………なんで俺達がこんな目に…………。」
「ブラックはともかくなぜ僕まで…………。」
哀れな男子二名が、荷物持ちをやらされていた。
「もう、負けたんだから文句言わないの!」
「確かにブラックは君に負けたけど、僕はベルに勝ったはずなんだけど。」
「いいじゃない、男の子なんだから!」
ホワイトの言葉にすかさずチェレンは言い分をぶつけるも、ベルが一言で一刀両断。
ベルのマイペース(どちらかというと自分勝手というのが適切だろうが) にはだいぶ慣れたと思っていたが、それは自分の思い上がりだったとチェレンは悟った。
最初のコメントを投稿しよう!