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「…………なぁ、ベル。俺ってそんなに威厳ないか?」
ブラックはチェレンと同じベンチに座っている少女に尋ねる。
金髪の髪がすっぽり入りそうな(というか入っている)緑のベレー帽を被り、膝まである白のスカートも特徴的だ。
「う~ん……威厳とかそういうのは良く分からないけど……………話しかけやすい雰囲気はあるんじゃないかな?」
「………正直な子ってさ。時として人を傷つけるよな。」
「諦めろ、君はそういう男だ。」
落ち込むブラックにチェレンの止めの一言。
ブラックのガラスのハートは跡形もなく砕け散った。
「ごめーん、遅くなってーーーー!」
そしてそんな時に彼女はやって来てしまった。
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