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「ホワイト、君が言い出したんだよ?久しぶりに皆でポケモンバトルをしようって。」
「そうそう。言いだしっぺが遅刻してどうすんだ!」
「………すみません。」
チェレンと早くも復活したブラックに攻め立てられ、ホワイトは反論する事ができずにしゅんとなる。
「まぁまぁ、二人ともそれくらいにしようよ。」
ホワイトを守るようにベルが二人を止める。このメンバーにとってお決まりのパターンだ。
「全く…………。」
いい加減にしてくれといいたげな表情でホワイトを睨むチェレン。
ホワイトは少し冷や汗をかいているが、気をとり直すように笑顔になる。
「そ、それじゃそろそろ始めましょ!」
「…………そうだな。
今日こそ勝たせてもらうからな!!」
そう言ってブラックはホワイトに人差し指を向けた。
ブラックは今までホワイトと勝負して勝った事がない。
いつも惜しいとこまでいくものの、最終的には一歩及ばず敗北しているのである。
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