◆__第4章

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電話を切って横で寝ている花ちゃんを見ると、涙の跡があった。 遼「こんなにボロボロになるまで……」 体中に残るレイプされた跡。 でも体の傷よりも心の傷の方が大きいだろう…… 雅ちゃんには言った方がいいのだろうか? 花ちゃんを探していたけど、今の花ちゃんにはやっぱり会わしてあげることは出来ない。 2人はもっと落ち着いてから、ゆっくり話し合うべきだと思うし… 今焦って現状を受け止めようとしてはいけない。 2人でゆっくりゆっくり進んでいってほしい。 でも俺は自分自身が許せない。 花姫ちゃん、守ってあげられなくてごめんね…? 二度とこんな想いを誰にもさせないって、あのときみんなで誓ったはずなのに。 結局またこんなことを繰り返している。 俺は、左耳につけている青のピアスを触った。 そして涙を流して寝ている花ちゃんの右耳に見える白のピアスを見た―――     
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