可愛い息子

14/21
前へ
/148ページ
次へ
龍希…何で… 何度も、何度も頭の中で唱えていた。 目の前の現実が酷かった。 お昼、私の友達がお線香をあげに来てくれた。 『龍坊~嘘だよね?龍坊遊ぼうよ。遊びに行こうって約束してたでしょ…』 と友達が呟いた。 友達も受け入れられないようだった 友達はよく龍希のお守りをしてくれた。 私は泣き明かし過ぎて目が腫れ寝れずアルコールに逃げていた。 龍希がお腹に入って、産まれてから一年半お酒を口にしなかった… 母乳では無かったけどとっさの時車に乗れないと困る!と思っていたからだ。 泥酔する迄飲み明かした。誰も何も言わなかった… 逆にお酒を飲んで気が休まるなら飲みなさい!って感じだった。 酒に逃げてる私を龍希はどう思うだろうか… とよく考えていた。 龍希は嬉しくないだろう。 腑甲斐ない母親でゴメンね。
/148ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2890人が本棚に入れています
本棚に追加