可愛い息子

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取り敢えず旦那が聞かれていました。 私は過呼吸になってしまい暫く話が出来なかったので。 事情聴取は別々で行われました。 薬は何を飲ませていたか、昨晩はどんな行動していたか、何を何時に食べさせたか…  薬は検査にかけられBCGの後まで疑われまるで虐待死させたかのような待遇でした。 取り敢えず外傷が無いから虐待死では無いでしょう とは言われました。 『可愛い我が子を殺す位なら私が死にます‼この世で一番大切なのは子供なのに…』 と言ってしまいました。 疑いも晴れたのに警察の方々が来てから息子には逢えませんでした。 自分の息子なのに…どんな形になろうとも愛する息子…今、直ぐ近くに居るのに逢えないもどかしさは測り知れませんでした。 警察の方が来て私に告げてきたのです。 『旦那さんにはお話したのですが、お子さんの死因は不明です。今から病院に連れていって検査はして頂きます。 でも明確な死因が分からない場合(行政解剖)という形に持って行ってもよろしいですか?』 正直嫌でした。亡くなって迄傷を付けたくなかった… でも私の中に息子は苦しみながら1人でこの世を去ってしまったのか? 本当は何か病気があったのか?という疑問は拭いきれませんでした。 そしたら家族や警察の方に 『死因も解らずいたらずっと苦しみ続けます。原因が解れば少しは前に進める‼自分のせいかもと苦しみ続けたら息子は浮かばれない』 と説得されました。 迷いに迷っていたけど決断せざるおえませんでした。 生きてる人間の理不尽な感情のおかげで…
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