出逢い

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俺と涼太は毎日毎日 飽きもしないで たわいもないメールを続けた。 to涼太 今から〇〇までドライブ~翔太さんに会うかもね~ to翔太 おー 帰りに俺んち寄れば?笑 to涼太 俺冗談通じませんよ? ほんとに寄っちゃいますよ? to翔太 あーいいよぉ 俺も冗談で言ったんじゃないし(笑) to涼太 じゃあほんとに行きます 近くになにかありますか? to翔太 〇〇公園分かる? そこまで行くよ to涼太 分かりました~ 30分もあれば着くと思います(笑 ほんとに来るの? 30分後 いかつい車に乗った 背のちっこい ちょいやんちゃな男の子が降りてきた… 「翔太さん?」 「そだよ涼太?」 「はい初めまして」 なんかこいつ 顔俺と似てね? まぁどうでもいいや(笑) 「なんか俺の顔についてます?」 「いいやなんも」 「あー翔太さん俺にみとれちゃったんですか?」 違うわ! 涼太の車の車内 「じゃあ翔太さんも片親なんだ」 「涼太も?」 「はい俺は生まれてすぐに両親が離婚して母さんに引き取られたんです 父さんの顔も知らないし 兄ちゃんがいるみたいなんですけど 会った事もないんです」 「そうなんだ」 「翔太さんは兄弟は?」 「俺? 俺は一人っ子って聞いてるけど」 「そうなんですか? じゃあ俺の兄ちゃんに なってくださいよ なんちゃって」 涼太が弟ってのも悪くないかも… でもなぁ~ 「涼太は弟でいいの?」 「どういう意味? もしかして弟以上になって欲しいとか?」 図星… 「わぁ~図星なんだ なんか翔太さん分かりやすいですよ」 「だからその翔太さんじゃなくて翔太って呼んでよ… 弟じゃなくて 俺の大切な人になって欲しい」 「大切な人?」 キョトンとする涼太… やばい可愛い… 「だからぁ~そのぉ か・か彼氏になってくれたらなって」 「あははは~ 翔太さん顔めちゃ赤いよ?ん~ じゃあ翔太 俺の事大事にしてよね?」
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